家計簿をつけながら日々の支出を見直していると、「もう少し収入にゆとりが欲しい」「投資の勉強もしてみようか」と考える瞬間が増えてきます。バイナリーオプションは少額から取引を始められて、判定時刻に価格が上か下かを予想するだけというシンプルな仕組みから、投資初心者にも関心を持たれやすいジャンルです。とはいえ、なんとなくの感覚でエントリーを繰り返していては、なかなか安定した結果にはつながりません。今回は、ボリンジャーバンドとRSIという2つの指標だけを組み合わせた、逆張りエントリーの基本的な考え方を整理してみます。なお、こうした手法を実際にどこで試すかも意外と見落とされがちなポイントで、タイアンブリッジのように独自の事前審査を通過した業者だけを紹介してくれる無料の比較サービスを窓口にしておくと、業者選びに悩む時間を減らして、手法の検証そのものに集中しやすくなります。
マーチンゲールに頼らない、単発エントリーという考え方
バイナリーオプションの手法というと、負けたときに次の掛け金を増やして取り返す「マーチンゲール」と呼ばれる資金管理法とセットで語られることが少なくありません。ただ、この方法は連敗が続くと掛け金が急激に膨らみ、資金管理が一気に崩れるリスクを抱えています。今回紹介する考え方は、そうした資金管理には頼らず、1回のエントリーで結果を出すことを前提にしています。使う指標はボリンジャーバンドとRSIの2つだけとシンプルですが、その分「どういう条件がそろったときにエントリーするか」をあらかじめ明確にしておくことが重要になります。根拠が薄い場面を避け、条件がしっかり重なった場面だけを選ぶことで、無理な追い掛けをしなくても済む取引スタイルを目指す、というのがこの手法のベースにある発想です。
ボリンジャーバンドとRSI、それぞれの役割
ボリンジャーバンドは、今の価格がどのあたりの位置にあるのかを視覚的に教えてくれる指標です。過去の価格データをもとに、統計的にこの範囲内に収まりやすいという帯(バンド)をチャート上に表示します。一般的には期間20・偏差2という設定がよく使われており、価格がバンドの下限に触れているときは売りが一時的に出すぎている状態、上限に触れているときは買いが一時的に出すぎている状態を示していると解釈されます。つまりボリンジャーバンドは「価格がどこまで伸びきっているか」を教えてくれる指標だといえます。
一方のRSIは、市場の勢いがどちらに傾いているかを0〜100の数値で示す指標です。数値が高いほど買われすぎ、低いほど売られすぎと判断されます。一般的にはRSIの期間は14、上限のレベルラインは70(買われすぎ)、下限のレベルラインは30(売られすぎ)に設定されることが多く、この標準的な数値をそのまま使うだけでも十分に判断材料になります。ボリンジャーバンドが「価格の位置」を示すのに対して、RSIは「勢いの傾き」を示す指標という違いを押さえておくと、2つを組み合わせる意味が理解しやすくなります。
ハイエントリーの条件
相場が下に伸びきったところを狙ってハイ方向にエントリーする場合、次の3つの条件がそろっているかを確認します。
- 直近のローソク足が陰線であること
- その陰線の実体(ヒゲではなく胴体の部分)がボリンジャーバンドの下限に触れていること
- RSIが下限のレベルライン(30)よりも下に位置していること
この3条件が同時にそろった場合に、次の足でハイ方向にエントリーするという流れです。マーチンゲールは使わず、あくまで単発の判断として完結させます。条件が1つでも欠けている場合は、その場面を見送るという判断も同じくらい大切です。
ローエントリーの条件
ハイエントリーとは反対に、相場が上に伸びきったところを狙ってロー方向にエントリーする場合は、次の3つの条件を確認します。
- 直近のローソク足が陽線であること
- その陽線の実体がボリンジャーバンドの上限に触れていること
- RSIが上限のレベルライン(70)よりも上に位置していること
この3条件がそろった場合に、次の足でロー方向にエントリーします。こちらもハイエントリーと同様、マーチンゲールに頼らず単発の判断として扱う点がポイントです。
この考え方の2つのポイント
1つ目は、根拠を重ねてふるいにかけるという点です。ボリンジャーバンドで「価格が伸びきっているかどうか」を確認し、さらにRSIで「勢いが偏っているかどうか」を重ねて確認します。どちらか一方だけでは判断材料として心もとない場面でも、2つの条件が同時にそろった場面だけを狙うことで、根拠の弱いエントリーを自然と減らせるという考え方です。
2つ目は、単発のエントリーで完結させるという点です。マーチンゲールのような資金管理に頼るのではなく、条件そのものの精度を高めることに意識を向けます。根拠が薄い場面をあらかじめ避けておけば、そもそも無理に追い掛けて取り返す必要がなくなる、という発想です。派手さはありませんが、資金管理の乱れを防ぎたい人には向いている考え方だといえるでしょう。なお、順張りで似たような根拠の重ね方をする手法についてはウィリアムズ%Rを使った1分足順張り手法の記事でも紹介しています。
ある会社員の取り組み方
知人の会社員Aさんは、残業が多く、投資に使える時間は帰宅後の1時間ほどしかありませんでした。以前は値動きを見るたびに感覚でエントリーしてしまい、負けを取り返そうとして掛け金を増やし、かえって収支を悪化させることが続いていたそうです。そこでAさんは、ボリンジャーバンドとRSIの条件がそろった場面だけをメモしながら記録するようにし、条件が欠けている場面は思い切って見送るというルールを徹底しました。最初のうちはエントリーできる回数がぐっと減って物足りなさを感じたそうですが、無理な追い掛けをしなくなったことで、1回ごとの取引に落ち着いて向き合えるようになったと話していました。
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よくある質問
Q. ボリンジャーバンドとRSIの設定値は必ずこの数値でないといけませんか?
A. 今回紹介したボリンジャーバンド期間20・偏差2、RSI期間14・レベル30/70という数値は、多くのチャートツールで標準として採用されている一般的な設定です。まずはこの数値から始めて、値動きの記録を取りながら自分の取引スタイルに合っているかを確認していくとよいでしょう。
Q. 条件がそろう場面は頻繁に出てきますか?
A. 陰線・陽線の実体がバンドに触れていること、かつRSIがレベルラインを超えていることという2つの条件を同時に満たす場面は、相場状況によって出現頻度が変わります。無理に回数を増やそうとせず、条件がそろうまで待つ姿勢の方が、この考え方の趣旨には合っています。
Q. マーチンゲールを使わないと、負けたときに取り返せないのでは?
A. この考え方は、そもそも1回ごとの根拠の精度を高めることで無理な追い掛けを避けることを目的としています。負けを次の掛け金で取り返そうとする発想自体を手放すことで、資金管理が崩れにくくなるというメリットがあります。
まとめ
ボリンジャーバンドで価格の位置を確認し、RSIで勢いの偏りを重ねて確認する。そのうえで条件がそろった場面だけを単発で狙い、マーチンゲールのような資金管理には頼らない。今回紹介したのは、そんなシンプルな逆張りの考え方でした。ただし、どのような手法にも、相場の状況によってうまく機能する場面とそうでない場面があります。実際の取引に取り入れる前には、デモ口座などを使って十分に検証を重ね、自分自身の取引スタイルでどれくらいの精度が出るのかを確認してみることをおすすめします。焦らず一つずつ条件を確かめていく姿勢が、結果的に安定した取引につながっていくはずです。同じボリンジャーバンドを軸にした「ワンフェイクの法則」を扱った記事もあわせて読むと、指標の見方の幅が広がります。
※投資は自己責任です。本記事は個人の経験と見解であり、投資助言ではありません。


