家計簿をつけていると、「取引にかかる時間はできるだけ短く、でも根拠はしっかり持ちたい」と感じる瞬間が出てきます。副業やちょっとした投資で家計にゆとりを持たせたいと考える方の中には、判定時刻に価格が上か下かを予想するシンプルな仕組みから、バイナリーオプションに関心を持つ方も少なくありません。ただし、どんな手法にも共通して言えるのは、エントリーの根拠がどれだけ整理されていても、取引そのものが安心して行える環境でなければ意味が薄れてしまうということです。手法の話に入る前に一点触れておくと、口座選びの段階ではタイアンブリッジのような、事前に業者を絞り込んで紹介してくれる比較サービスを一度確認しておくと、余計な不安を減らせます。今回はその上で、1分足を使った順張り手法の考え方を整理していきます。
手法の概要
今回紹介するのは、ボリンジャーバンドとウィリアムズパーセントレンジ(%R)を組み合わせた1分足の順張り手法です。時間足はM1(1分足)に設定し、通貨ペアはトレンドが形成されやすい相場を選ぶのが基本になります。メインチャートにボリンジャーバンドを表示し、サブチャートにウィリアムズ%Rを表示するという、比較的シンプルな2つのインジケーターの組み合わせです。
設定値の目安としては、ボリンジャーバンドは期間20・偏差2という、多くの取引ツールで初期値として採用されている標準的な数値を使います。ウィリアムズ%Rは期間14を基本とし、レベルラインは-20付近(買われすぎの目安)と-80付近(売られすぎの目安)を基準に見ていきます。この組み合わせはトレンドの勢いを可視化しやすく、初心者でも条件を確認しやすいのが特徴です。
ハイエントリーの条件
上方向(ハイ)のエントリーを検討する条件は、次の2つがそろったタイミングです。
- メインチャートのボリンジャーバンド、3本のうち一番上のバンドラインに現在の足がタッチしていること(髭でも実体でもよいが、実体が完全にバンドを突き抜けてしまった場合は条件から外れる)
- そのタイミングでサブチャートのウィリアムズ%Rが、上のレベルライン(-20付近)以上で推移していること
この2条件が同時に確認できたら、次の足が始まったタイミング(次の足の始値)で順張りのハイエントリーを検討する、という流れになります。あくまで「条件が整った次の足」で入る点がポイントで、条件が出た足自体で慌てて入るわけではありません。
ローエントリーの条件
下方向(ロー)のエントリーは、ハイエントリーの条件をそのまま逆にしたものです。
- ボリンジャーバンドの一番下のバンドラインに現在の足がタッチしていること
- ウィリアムズ%Rが下のレベルライン(-80付近)以下で推移していること
この2つがそろったタイミングで、次の足の始値でローエントリーを検討します。ハイ・ロー、どちらの場合も「バンドタッチ」と「%Rの位置」という2つの根拠を同時に満たすかどうかを、焦らず確認する姿勢が大切です。
この手法の根拠(バンドウォークとウィリアムズ%R)
この手法のベースになっている考え方が「バンドウォーク」です。バンドウォークとは、上下どちらかのバンドにローソク足が連続してタッチし続けている状態のことで、トレンドの勢いが強く続いていることを示すサインとされています。ただし、バンドタッチだけを根拠にすると、その後に反発してしまうリスクも当然あります。そこで組み合わせるのがウィリアムズ%Rです。
ウィリアムズ%Rは本来、逆張り(買われすぎ・売られすぎからの反転を狙う)の場面で使われることが多いインジケーターです。しかし見方を変えると、レベルラインを超えて推移している間は「まだその方向に進む勢いが残っている」とも解釈できます。ボリンジャーバンドのタッチという根拠に、ウィリアムズ%Rの勢いという根拠を重ねることで、単体の指標だけを見るよりも状況を具体的に判断しやすくなる、というのがこの手法の考え方です。逆張りの発想をベースにした単発エントリーの考え方についてはRSIを使った逆張りエントリーの記事でも詳しく整理しています。
ある会社員の取引例
都内で働く30代の会社員Aさんは、家計簿アプリで毎月の支出を見直すうちに、少額から始められる副収入源としてバイナリーオプションに興味を持ちました。最初はエントリー額を1,000円程度に固定し、平日の夜、相場が動きやすい時間帯だけチャートを開くようにしていたそうです。ある日、ドル円のM1チャートで上のバンドラインへのタッチとウィリアムズ%Rの高値圏推移が重なるタイミングが数回続けて出現し、条件通りに次の足でエントリーを重ねたところ、その回はまとまった利益につながったといいます。もっとも本人も話していた通り、毎回同じように条件がそろうわけではなく、勢いが続くかどうかは相場ごとに違うため、「条件が整ったからといって絶対ではない」という前提は忘れないようにしているとのことでした。
取引をやめるべきタイミング
この手法は、条件に一致するポイントが相場の中で連続して出ることがあり、理論上は連続エントリーも可能です。ただし、ウィリアムズ%Rのラインが0付近、あるいは-100付近に到達したタイミングでは、取引を一旦止めるという判断が重要になります。
0付近まで達している状態は、買われすぎの勢いが急激に強まっている状態であり、反発(下落)のリスクが高まっていると考えられます。反対に-100付近まで達している状態は、売られすぎの勢いが強くなりすぎているサインで、こちらも反発(上昇)のリスクが高い局面です。逆に言えば、%Rがこの極端な水準にタッチするまでの範囲であれば、条件を満たす限り連続エントリーを続けても大きな矛盾はない、という考え方になります。どのタイミングで手を止めるかをあらかじめ決めておくことは、どんな手法を使う場合でも共通して大切なポイントです。
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よくある質問
Q. ボリンジャーバンドとウィリアムズ%Rの設定値は、必ずこの数値でないといけませんか?
A. 今回紹介した期間20・偏差2(ボリンジャーバンド)、期間14・レベル-20/-80(ウィリアムズ%R)は、多くの取引ツールで標準的に使われている数値です。相場やご自身の取引スタイルによって微調整は可能ですが、まずは標準的な設定で条件の出方に慣れることをおすすめします。
Q. 条件がそろえば必ず勝てますか?
A. いいえ、そのようなことはありません。この手法はあくまで「エントリーの根拠を整理するための考え方」であり、相場の状況によって条件通りに動かないケースも当然あります。過去の値動きに対する分析であり、将来の結果を保証するものではない点にご注意ください。
Q. どの通貨ペアでも使える手法ですか?
A. トレンドが出やすい相場かどうかによって、条件の出方や精度の体感は変わってきます。レンジ相場が続いているときはバンドタッチ自体が発生しにくく、条件がそろう回数も少なくなる傾向があるため、まずは値動きの傾向を観察しながら試すのがよいでしょう。
まとめ
今回紹介したのは、ボリンジャーバンドの一番外側のバンドへのタッチと、ウィリアムズ%Rのレベルライン超えという2つの条件を組み合わせた、1分足の順張り手法の考え方でした。バンドウォークによるトレンドの勢いと、ウィリアムズ%Rが示す「まだ進む余地があるかどうか」を重ね合わせることで、単体の指標だけを見るよりも根拠を具体的にできるという点がポイントです。また、%Rが0付近や-100付近まで達したタイミングでは連続エントリーを止めるという「やめ時」の判断も、この手法とセットで意識しておきたい部分です。副業として少額から取引を始める場合でも、こうした条件の整理と、取引を行う環境選びの両方を丁寧に進めることが、家計にゆとりを持たせる第一歩になるはずです。バンドウォークが実際のチャートでどう現れるかは実践チャート事例を紹介した記事も参考にしてください。
※投資は自己責任です。本記事は個人の経験と見解であり、投資助言ではありません。


